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鈴土 知明
JAERI-Research 94-003, 91 Pages, 1994/07
沸騰水型原子炉(BWR)の安定性との関連において原子炉出力振動を非線形動力学理論に基づき議論した。まず、実炉から得られた炉雑音データを元来カオス現象を解析するための手法を用いて解析した。その結果、この手法は従来方法に比べて優れた振動現象の動特性指標を与え、新しい実時間炉心監視システムに応用できることがわかった。また、モデルを用いた解析では、非線形動力学理論の中の特に分岐理論を用いたBWRの低次元の現象論的動特性モデルを解析的に取り扱った。これにより、数値解析からは得られないBWRの定常状態の線形安定条件や振動運動の安定性に関連している弱安定条件の陽表現が導出され、出力振動の定性的理解が深まった。
鈴土 知明; 篠原 慶邦
Journal of Nuclear Science and Technology, 31(5), p.420 - 431, 1994/05
被引用回数:5 パーセンタイル:47.62(Nuclear Science & Technology)低次の非線形原子炉動特性モデルを導出し、そのモデルを用いて出力振動を解析的に取り扱う。これにより、数値解法によっては得られないいくつかの本質的な性質が見えてくる。例えば、線形安定条件や周期的運動に関連している弱安定条件の陽表現が得られ、それらと反応度フィードバックとの一般的関係が得られる。これらの結果はBWRの動特性の定性的解析に応用することができ、そのデータ処理は数値解析法に比べて簡便であり迅速に行うことができる。